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甲状腺がん、肥満でもリスク増加

肥満は糖尿病、心臓疾患、運動機能疾患などのリスク因子として対策が進められているが、がんの発症リスクとも関連があると言われている。肥満も甲状腺がんのリスクになるかを症例データの解析で検討した研究結果が9月14日、「Obesity Reviews」オンライン版に掲載された。

肥満と甲状腺がんは、時間の経過とともに強い感あれんが見られるようになる。しかし、甲状腺がんと体内脂肪との関係は解明されていない。今回、21件の論文(1万2199件の症例)を対象に検討したところ、過体重の人で25%、肥満の人で55%の甲状腺がんリスクの増加を発見した。甲状腺がんの中では、甲状腺髄様癌と肥満とは逆の関係に、そのほかの乳頭状がん、濾胞性がん、未分化がんと肥満には明らかな関連が見られた。

甲状腺がんの増加はチェルノブイリ原発事故後、特に子どもで見られており、福島の原発事故後も多くの人が関心を持ち、注意を向けている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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