鼻整形術後のテーピングに効果がある人・ない人
2016.03.2
国際部
鼻整形術後に多く見られる浮腫(腫れ)に対するテーピングの効果を検討した論文が2月25日、「JAMA Facial Plastic Surgery」オンライン版に掲載された。
鼻整形術を受けた57人の患者を、2週間または4週間のテーピング群と対照のテーピングなし群に無作為化した。患者の内わけは、男性33人、女性24人、平均年齢30歳だった。鼻の厚みなどは超音波検査で測定し、術後の1週、3週、5週および6カ月後に実施した。
テープなし群にくらべ、4週間のテーピング群でsupratip(鼻先から少し入ったへこみの部分)に有意な効果が見られたが、鼻の厚みが少ない患者に限っては、顕著な効果は見られなかった。鼻整形術後テーピングは、特に鼻の厚みのある患者で、浮腫を低減する効果があると著者らは述べている。