ヨーグルトが女性の高血圧予防に効果があることが3月3日、アメリカ心臓協会（AHA）の2016年ミーティングで発表された。
このミーティングは「Epidemiology and Prevention/Lifestyle and Cardiometabolic Health 2016 Scientific Sessions」は3月1-4日の日程で、アメリカ・アリゾナ州フェニックスで開催されたもの。
アメリカ・ボストン大学医学部のJustin R. Buendia氏らの研究は、定期的にヨーグルトを摂取することの体への影響について、20-30年以上の観察研究の結果から検討した。データは、看護師健康調査コホート（NHSとNHS II）と医療従事フォローアップ調査（HPFS）から高血圧でない参加者を対象とした。
定期的にヨーグルトを摂取している女性は、摂取していない女性に比べ、高血圧のリスクが17-23％低かった。この傾向は人種、運動、高血圧の家族歴などの条件を考慮しても変わらなかった。また、このリスク減少は男性では認められなかった。
