スイスのパルプ原料会社が開発した植物繊維シートが美容業界で注目!?
2016.03.17
国際部
スイスの特殊紙製造会社シュバイツァー・モデュイ・インターナショナル(SWM)は、使い捨ての植物繊維を再生紙として新しく開発し、美容業界での応用が注目されている。
イギリスの美容業界誌「コスメティック・ビジネス」のオンライン版(3月14日)で紹介された記事によると、 SWMが開発した新素材はフェイスマスク、スキンクレンジングシート、美容パッチなどスキンケア製品への開発が大きく期待されているという。同社副社長ファブリス・ヴェルナー氏は、傘下の リサーチセンターLeafLABの研究開発は“革命的”としており、これらの専門知識と特許技術を組み合わせることで豊富な植物繊維製品に変換することが可能、などとのコメントを載せている。
シュバイツァー・モデュイ・インターナショナル(SWM)は、たばこ用巻紙の製造販売会社として知られる大手パルブ原料製造販売企業。たばこ用巻紙のほか、他業種での製品開発を強化し、繊維、自動車、食品などの業界へ材料を提供している。 LeafLABは、植物繊維の再生事業に特化した研究開発を促進しており、欧州ではフランスに、北米ではアメリカ・ニューヨーク州に研究および製造拠点を保有する。今回の植物繊維シートの製品化で新たなビジネスチャネルのグローバル展開を狙うようだ。
- 参考リンク
- Leaflab 公式サイト(英語)