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クラリソニック、サンスクリーンのクレンジング効果比較

音波洗顔メーカーのクラリソニック(ワシントン州レドモンド)は、日焼け止めスキンケアの洗顔効果についての調査結果を6月22日、発表した。クラリソニック音波洗顔と手洗顔を比較すると、洗顔効果は音波洗顔の方が6倍も高いというクリニカルスタディを明らかにした。

日焼け止めはUVAとUVB光線の有害な影響から肌を保護するのが目的で、肌に快く密着するように設計されている。日焼け止めのスキンケアをするのは重要であるが、残留物をきれいに取り除きクリアな肌に戻すことも健康な肌を保つのに重要なルーティンだと同社共同創設者の Robb Akridge博士は述べている。

Clarisonic Sunscreen Removalクリニカルスタディでは、アメリカ人女性被験者約30名に左右の頬に標準とされる2mg/cm の日焼け止め剤を塗ってもらい、一定温度に制御した部屋で15分間日焼け止め剤を放置した後、右頬はクラリソニック機器を使って、左頬は手で洗顔してもらった。洗浄時間、洗浄剤の量、洗浄する水の量は各試験で標準化した。この比較試験の結果、音波洗顔は手洗顔より6倍も高い洗浄効果が確認できたとしている。

今夏のシーズンに向けて、アメリカ市場ではクラリソニック・ミア2をサマーコレクションとして敏感肌ブラシヘッドとディープポアブラシヘッドを付属して149ドルで発売。同社公式サイトおよび、セフォラとULTAを含む主要な化粧品小売店で取り扱われる。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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