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コーヒーを控えても月経前症候群には影響しない

カフェインは月経前症候群に影響を与えないという研究が7月6日、「the American Journal of Clinical Nutrition」オンライン版に掲載された。

実質的な生活の質の低下となる女性の月経前症候群(PMS)は、月経のある女性の15~20%に影響を与えているという。PMSの女性の多くは、カフェインの摂取を最小限にするようアドバイスを受けている。

今回の研究では、全カフェイン量、コーヒーまたは紅茶の摂取量とPMSとの関連を、米国看護師健康調査IIの数千人のデータから調査した。

対象者は調査開始時点(1991年)でPMSの症状はなかった。1993~2009年にかけて各年アンケート調査を行い、PMSの症状についての回答を得た。カフェイン摂取量については4年に1度のアンケート調査を行った。喫煙、BMIなどの調査は2~4年ごとに行った。

年齢、喫煙、およびその他の要因で調整後、総カフェイン摂取はPMSとは関連していないことがわかった。高カフェイン入りコーヒー摂取は、乳房圧痛などのPMS特定の症状のリスクとも関連していないことがわかった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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