カネボウ、ケラチンのリン酸化が角層の保湿に関与
2013.05.15
編集部
カネボウ化粧品は、角層の大部分を構成するタンパク質ケラチンのリン酸化が角層水分量や角層の柔らかさに関与していることを明らかにした。
同社は、ドライスキンにおいてケラチンのリン酸化が減少している点に着目。ケラチンがリン酸化されている比率と角層の水分量や硬さとの因果関係を調べた。その結果、ケラチンのリン酸化が多いと角層の水分量は多く、角層は柔らかくなるということが判明した。
ドライスキン疾患であるアトピー性皮膚炎患者の角層は、ケラチンのリン酸化を防ぐ酵素の活性が高いといわれていることからさらに詳しい医学的検証を行っていく方針。