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意外? アスリートの半数近くはぽっちゃり系

若いアスリートの肥満率が意外に高いという研究結果が8月17日、「the Journnal of Pediatrics」オンライン版に掲載された。

調査はアメリカ・フィラデルフィアのあるトーマス・ジェファーソン大学の研究者らによって実施され、都市部にすむ中・高校生アスリートの肥満と高血圧の割合を、preparticipation physical evaluation(PPE)のデータを用いて検証した。

アスリート保健機関(Athlete Health Organization)がフィラデルフィアに住む学生アスリートに無償で提供しているPPE集団検診から、2009-12年に実施された2700校以上のデータを使用した。その結果、過体重は全体の20.0%、肥満は24.0%で想定よりも多かった。多くの学生アスリートでレベル1または2の高血圧が確認され(14.8%)、BMI値が上がるにつれて血圧も高いという相関関係が見られた。研究者らは、肥満と高血圧の割合が多いことから、学生アスリートの心臓疾患に対する懸念を表明している。

PPEは日本ではメディカル・チェックに当たり、プロのスポーツ選手が契約前に提出したり、格闘技の選手が試合前に受けたりする検査として知られている。欧米ではmedical checkという言葉はあまり使われず、医学的検査を意味するPPEが一般的。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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