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デンタルフロスの有効性について欧米で疑問視

デンタルフロスを巡ってアメリカやイギリスで物議を醸しているようだ。昨年、AP通信社が、デンタルフロスが虫歯や歯周病を防ぐのに有効であるという証拠がないという調査を報告して以来、 米国政府はデンタルフロスの有効性を証明する科学的証拠が存在しないことを認めて、公衆衛生のための心がけからこの推薦を外した。

イギリスの国民保険サービス( NHS )は、独自のガイドラインを再確認するように動き出したという。現在、 NHSの公式ウェブサイトでデンタルフロスは炎症を引き起こす危険性があるが、‘あなたの歯間から食物およびプラークの破片を取り除くことにより、歯周病を防ぐのに役立つ’などと解説している。

398328最近ではカリフォルニア州サクラメントの歯科グループが、健康な口腔衛生計画の一環として毎日のフロッシングを改めて勧めると8月16日、表明した。

これまでに科学的に証明されていなかったのは研究費用と時間がなかったためという専門家からの指摘もある。今後、科学的根拠をめぐる研究が進むかもしれない。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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