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バラの花に含まれる香気以外のヒーリング成分

バラ科の植物に含まれる有益な生物学的特性を分析した結果が1月19日、「Biomolecules」オンラインに掲載された。

今回のレビューでは、PubMed、Science Direct、およびGoogleScholarから特定した文献および情報を対象に、Rosa damascena Mill., Rosa alba L., Rosa centifolia L., Rosa gallica L.のエッセンシャルオイル、加水分解物、抽出物の特性を分析した。

バラには有益成分として、二次代謝産物のフラボノイド(フラボン、フラボノール、アントシアニンなど)、芳香成分(エッセンシャルオイル、モノテルペン、セスキテルペンなど)、および加水分解性/縮合型タンニンが豊富だった。ローズエッセンシャルオイルと抽出物は、呼吸器系消毒剤、抗炎症剤、粘液溶解剤、去痰剤、鬱血除去剤、抗酸化剤などの治療に有益な特性を備え、症候性の予防薬や薬として、また、重篤疾患による劇烈な苦痛を軽減することが示された。また、4つのバラから生成された物質は、細胞毒性および遺伝毒性的に安全な市販製品を製造するための重要な原材料であることも確認された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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