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睡眠が足りないと甘いものが欲しくなる?

睡眠時間が短いことと加糖清涼飲料の摂取量に関連があるという研究報告が11月9日、「Sleep Health」オンライン版に掲載された。

2005~12年の国民健康栄養調査から18歳以上の成人1万8779人のデータを用いて、自己報告による睡眠時間と飲料の摂取量(加糖清涼飲料、ジュース、水、コーヒー、お茶)を調査。7~8時間の睡眠を取った群を対照群とした。データから、睡眠時間が5時間以下だったのは13%。完全調整モデルでは、5時間以下睡眠の人では加糖清涼飲料の摂取が22%増加していた。飲料の種類で見てみると、9時間以上の長時間睡眠の人ではコーヒーと水の摂取が少なかった。自己報告による睡眠時間と100%ジュースおよび紅茶、またはダイエット飲料の消費に関連はなかった。

結果から、睡眠時間が短いことと加糖清涼飲料の消費に関連があることがわかった。また、カフェイン入り飲料は睡眠障害をもたらすが、睡眠時間が短いとカフェイン摂取の欲求が強くなるという可能性が示唆された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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