エコナビスタ、疲労医学由来の起床システムを商品化
2013.06.4
編集部
エコナビスタ株式会社(東京都千代田区)は、自然な目覚め感覚が得られる疲労医学由来の起床システムの商品化に成功、「快眠健康ナビ」(商品名=写真)として6月1日から受注生産を始めた。今後、ホテルや老健施設、高齢者向けマンションなどに販売攻勢を掛ける。初年度販売目標は1,000台。
同商品は、大阪市立大学の医学部疲労医学教室が開発した製品を基に、同社がシステムユニットとして商品化した。音を検知するベッドセンサーで呼吸や心拍をモニタリングすることにより、睡眠の前後で消灯やカーテン開放まで自動制御。無呼吸時には、枕をゆっくりスライドさせて呼吸を促す仕組み(特許申請中)。就寝、起床といった一連の生活動作を自然な感覚でサポートする。
起床時は、30分前からセンサーが眠りの浅いタイミングを判断して照明を点灯。徐々に照度を上げて爽やかな香りを放出し、目覚めを促す。部屋のカーテンを徐々に開け、少しずつ覚醒に導くほか、起床時には内蔵スピーカーから小鳥のさえずりを流す。
同社はシステムの有用性について、「医学的に実証済みで、寝つきや熟睡感、目覚めの改善に最適」と説明。初年度販売目標は1,000台、3年間で1万台を目指す。税込み販売価格は41万7,900円から。リースは月額8,000円。