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世界のワイン生産国でビールブーム!

ワインの生産で知られる国々でビール市場の成長が際立っているらしい。グローバル市場調査会社ミンテルが公式サイトでこのような傾向を11月24日、発表した。過去5年間の市場分析をすると、チリ、フランス、イタリア、スペインではワインの一人当たり消費者が減少していく一方で、一人当たりのビール消費量は増加しているという。チリとスペインでこの傾向は最も顕著で、ワイン大国フランスではワインの消費者の減少は極小だがビールの消費量は大きく増加していることが明白になった。

ミンテルのトレンド分析によれば、ビールの中でもライト、ノーアルコールビールの人気が高騰している。消費者の健康への意識改革が進んでおりアルコール摂取量を控える傾向が強まっている。また、チリでは政府が飲酒運転の取り締まりを厳しくしたことが(ライト)ビールブームを後押しする、とも考えられるという。

ヨーロッパではクラフトビールの人気が上がっている。イタリアではクラフトビールは第2のワインに匹敵するほど人気が高まってきている。特に若い消費者は新しい独特の風味を求めており、職人が生み出すクラフトビールへ傾いているらしい。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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