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米国で栄養士が予測する食品動向2017

米ニュートリション専門誌「 Today’s Dietitian 」と食品、ウェルネスの広報機関ポロック・コミュニケーションズは、「What’s Trending in Nutrition(全米食品トレンド調査)」の結果を12月12日、発表した。アメリカで栄養士1700人を対象に2017年の食品動向を調査した結果、消費者の減量への関心は低下していくようで、代わりに健康的な生活習慣への関心が増加し多くの人々が慎重に食品を選ぶようになるという。

PCI 2017 Survey Infographic FINAL__調査に参加した栄養士は、消費者の食べ物に対する変化を、“ mindful eating (思いやりのある食事)”と分析しており、消費者はよりゆっくりとした思慮深い食べ方に関心を寄せると予測している。栄養士(調査に参加した)の49%は、目先の減量より健康的な食生活を重視した食品を選ぶ消費者が増えるとみている。

さらに59%の栄養士は、消費者の“eat clean(無添加の食品)”の傾向を指摘しており、野菜、果物、古代の穀物およびナッツ類など植物ベースのタンパク質の消費増加を予測している。2017年スーパーフードの動向として種子、アボガド、ナッツ類のような栄養価の高い食品や発酵食品が上位に挙げられている。2017年スーパーフード・トップ10のランキング予測は次ぎの通り。

 

【2017年スーパーフードのトップ10】

1.チアやヘンプなどの種子

2.アボガド

3.アーモンドやくるみのようなナッツ類

4.ヨーグルトのような発酵食品

5.古代穀物

6.ケール

7.緑茶

8.ココナッツ製品

9.エキゾチックな果物

10.鮭

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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