資生堂 毛髪再生医療に本格着手、レプリセルと技術提携
2013.06.5
編集部
資生堂は、再生医療の研究開発を手掛けるカナダのバイオベンチャー企業レプリセル社と、毛髪再生医療に関する技術提携契約を交わした。レプリセル社が開発した「自家細胞移植技術」と資生堂の毛髪再生技術を組み合わせ、5年後の毛髪再生医療の事業化を目指す。
レプリセル社の「自家細胞移植技術」は、脱毛症や薄毛に悩む患者の頭皮から採取した特定の細胞を培養した後、脱毛部位に移植し、脱毛部位の損傷した毛包を再活性化させて健康な毛髪の成長を促すもの。現在、資生堂は頭皮や毛髪について遺伝子や細胞レベルの研究を行っており、今回の提携により、最先端の医療技術を獲得、毛髪再生医療分野での競争力をつける狙い。資生堂はレプリセル社に対して契約金 4 億円を支払う。