欧州HLDグループ、「クヴォン・デ・ミニム」をロクシタンより買収
2017.01.30
国際部
欧州起業家グループ・HLDグループとスキンケアブランド「Laboratories Filorga」、「Laboratoires SVR」の社長であるDidier Tabary氏は共同で スキンケアブランド「クヴォン・デ・ミニム」を仏ロクシタン・グループより買収したと1月17日、発表した。買収額など詳細については明らかにされていない。
「クヴォン・デ・ミニム」は、植物の種子や果実のオイルなど植物由来の成分を配合するスキンケアブランドとして2004年に創設された。ハンド&フットケア、バス&ボディケア、オーデコロンなどの製品を開発。現在、日本市場も含めて世界15カ国でビジネスを展開している。
今回の買収で、「クヴォン・デ・ミニム」はアンチ・エイジング・スキンケアとダーマ・コスメティックスを専門とする美容ブループに加わり、自然派スキンケアブランドとして販売力強化を目指す。 今後は、同じ流通チャネルを活用して商業的な相乗効果も生み出すことを期待しているという。
ロクシタン・グループのReinold Geiger会長兼最高経営責任者(CEO)は、 「今後は主要ブランドであるL’OCCITANE EN Provence、L’OCCITANE auBrésil 、Melvita、Erborianへの投資に集中していきたい」、などと発表文の中でコメントしている。