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朝型の人は健康的な食品を選んで食べる

朝型の人は夜型に比べて健康的な食事を取る傾向にあるという研究結果が2月23日、肥満学会(Obesity Society)のプレスリリースで発表された。研究の詳細は学会誌「Obesity」に掲載されている。

研究者らは、約2000人の無作為に選択された人々のデータから、その概日および生物学的体内時計のリズムが、食事の時間や内容にどう影響されるかを検討した。朝型の人は一日を通して健康的な食事を取る傾向にあった。夜型の人はタンパク質が少なく、スクロースと糖類が多い朝食を、スクロースが多く脂肪と飽和脂肪酸の多い夕食を取っていた。朝型と夜型の差は週末にはより顕著で、夜型は食事時間が不規則になり、食事量が倍になった。また、よく眠れず、全体的な運動量が少なかった。

肥満学会の広報で米国アラバマ大学バーミンガム校のCourtney Peterson博士は「これまでの研究では朝早く食事を取ることが減量に役立ち、糖尿病や心臓病を発症するリスクが低くなることを明らかにした。この新しい研究では、私たちの生物時計が代謝に影響を与えるだけでなく、私たちが食べるものを選択しているということを示唆している」と述べた。「体重を減らそうとする人々にとって、この新しい研究は、なぜ彼らが一日を通して特定の食物の選択するのかについての説得力のある情報を提供するかもしれない」と研究者らは述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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