アラブ首長国連邦でハラール認証化粧品需要増
2013.06.20
編集部
アラブ首長国連邦 (UAE) は、裕福な顧客による世界最大の美容市場の1つとして注目されている。さらに最近、UAE 内で広がる消費者多様性は、企業によるさまざまな価格帯のさまざまな製品の提供を可能にできるまでに成長しているという。現在の化粧品市場は、女性用製品に支配されているが、男性用製品の支出も増加傾向にある。このような好調な市場拡大を背景に、UAE の化粧品市場はハラール認定化粧品の需要増加に向けた新たな流れを目の当たりにしているとレポートは述べている。
イスラム教は戒律で口にするものに制限を持つ。口にしていいものを「ハラール」といい、食品のみならず化粧品や金融にいたる生活すべてに当てはまる、イスラム教徒の遵守すべきものである。イスラム圏へのビジネスは「ハラールビジネス」とも呼ばれ、この概念の理解が重要となっている。ハラール対応化粧品は、UAE の1国のみではなく、企業の国際的事業戦略の変化につながる。企業は今、ハラール製品に対する顧客の好みに遷移によるハラール化粧品の需要拡大に対応するために、自社の製品の品揃えの変更を開始し、また必要に迫られているという。