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女子大生が体重記録法で減量に成功

女子大学生に体重記録を毎日つけたもらったところ2年以上の記録継続でBMIの減少が見られたという研究が8月16日、Drexel Universityの公式サイトに掲載された。研究の抄録は「Journal of Behavioral Medicine」オンラインで公開されている。

これまでの研究では、体重減少プログラムに組み込まれた体重記録の奨励で減量に成功した例はあったが、体重記録だけの効果はよくわかっていなかった。米国Drexel UniversityとUniversity of Pennsylvaniaの共同研究により実施されたこの研究では、さまざまな体格の女子大生294人に体重記録を毎日つけてもらった。開始前、6カ月後、2年後で体重、体脂肪、BMIを計測した。また体重記録をつける習慣についてのアンケートにも回答してもらった。

その結果、2年後のBMIと体脂肪率に大きくはないが減少が見られた。University of Pennsylvania心理学部のDiane Rosenbaum博士は「BMIと体脂肪率の低下は少なめだったが、特にこれらの女性は減量プログラムを受けているわけではないことに注目してほしい。私たちは、体重減少への何らかの介入がなければ減量ができるとは考えていなかった」と述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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