アジア太平洋地域のノンアルコール飲料市場は、2017〜2023年の間に年平均成長率（CAGR）5.8％で拡大するという予測をイギリスの市場調査会社Report Buyerは8月15日、発表した。
同社の有料レポート「Asia Pacific Non-Alcoholic Beverages Market (2017 – 2023)」では、都市人口の急速な拡大と可処分所得の増加が、アジア太平洋地域における市場の成長を促進する重要な要因と見通している。レポートは公式サイトより購入可能。
市場レポートは製品に基づいて、ソフトドリンク、ボトルウォーター、紅茶＆コーヒー、ボトルジュース、乳製品ドリンク、その他に分類して分析している。市場調査対象国は日本、中国、インド、オーストラリア、シンガポール、マレーシアなどが含まれる。
全般的にみて、生活習慣病の発生率の増加、健康食品の摂取に対する意識の高まりはノンアルコール飲料の需要を拡大するようだ。しかしながら、肥満や糖尿病などの健康問題に関連した課題も増加するようで、ソフトドリンクの市場は押し下げると見込まれている。国によっては、政府がソフトドリンクに含まれる砂糖の使用量を規制したり、輸入関税を増加する予定で予測期間中の成長を制限するだろうと予測している。一方、フレッシュジュースおよび乳製品の飲料部門は、予測期間中に重要な市場機会を得るだろうとしている。
レポートには、 A.G. Barr、Dr. Pepper Snapple Group、ダイドードリンク株式会社、Attitude Drinks, Co.、ライブワイヤーエナジー、カルコール、ソフィーナ（ダノン）、ネスレ、ザ・コカコーラカンパニー、ペプシコなどの主要飲料メーカーの分析が含まれる。
