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大量の飲酒と喫煙は見かけ年齢を老けさせる

飲酒と喫煙が見た目の年齢にどのような影響を与えるかを検討した最初の調査結果が、「Journal of Epidemiology & Community Health」12月号に掲載される。論文はオンラインで公開されている。

飲酒と喫煙による健康への影響に関しては多くの研究がなされているが、ヒトの外観、見た目への影響を調査した研究はなされていない。実際の年齢に見られる人に比べ、見た目年齢が老けている人は、健康が損なわれている可能性が高いことが考えられる。今回は、デンマークのコペンハーゲンで実施されているCopenhagen City Heart Studyに参加の1万1613人のデータを対象に、飲酒量、喫煙習慣およびそのほかの生活習慣因子を評価し、各人の見た目年齢の変化と関連しているかどうかを調査した。見た目年齢は、角膜の老人環、眼瞼黄色腫、フランク徴候(耳たぶのしわ)、男性型脱毛症の4つで評価した。

その結果、角膜の老人環、眼瞼黄色腫、フランク徴候は喫煙本数の増加とともに段階的に増加した。飲酒量が多いことと角膜の老人環とフランク徴候とは関連性が見られたが、眼瞼黄色腫との関連はなかった。大量の飲酒と喫煙は、加齢に関連した身体的特徴の早期の発現を予測しうると、研究者らは述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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