世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

グルテンの摂取は認知機能に影響せず

一般女性のグルテン摂取が認知機能障害と関連していななかったという研究結果が5月21日、「JAMA Network Open」に掲載された。

グルテン不耐性やセリアック病患者のために考案された食事法であるグルテンフリー。最近では、減量効果や美肌効果を期待する一般の人にも広く利用されるようになっている。さらに、認知機能を中心とする抗老化効果も示唆されているが、グルテンフリー食の対象となる疾患のない人でのデータは不足している。

今回は、米国の「看護師健康調査II」に参加したセリアック病ではない女性13494人(平均年齢60.6歳)を対象に、食事データと認知機能データの分析を実施した。その結果、人口統計学的およびライフスタイルの危険因子で調整後、グルテン摂取量の最高五分位と最低五分位との比較で、認知スコアに有意差は見られなかった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP