世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

にきびがアメリカの10代に与える影響のアンケート調査

米皮膚科専門の製薬会社Cutanea Life Sciences社(CLS)は、アメリカの10代を対象に実施した「にきびについてのアンケート調査」の結果を、12月5日、発表した。にきびは自分のイメージと自尊心に悪影響を与える、特にソーシャルメディアを活用することへの不安につながると大半が思っていると報告した。

CLSは世論調査会社ハリスポールに委託して、2017年7月13日〜31日に全米の15歳から19歳の1010人を対象にオンラインでアンケート調査を実施した。

71%のアンケート参加者が「にきびは自分のイメージと魅力に悪影響を与える」と回答し、67%は「自尊心に悪影響を及ぼしている」と答えた。ソーシャルメディアの利用者は特ににきびを懸念していることも明らかになった。ソーシャルメディアの利用者の回答者の45%は、にきびがあるとソーシャルメディアに自身の写真を投稿することが時々恥ずかしく思っているようだ。また、68%の回答者が、自分も含めて友人達は、もしにきび顔の写真があれば編集するか修正して投稿すると答えている。

スキンケアについての設問では、6割以上がにきび治療や予防になることは大半行っていると回答しているが、35%は良いスキンコンディションを維持するのが難しいと感じていることが明らかになった。理想的なにきび予防対策についての設問では、即効性(83%)、手頃な価格(80%)、利用しやすさ(78%)、便利さ(72%)の順で関心が高い結果となった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

  1. 世界の化粧品市場2025年展望:P&G・LVMH・ロレアルの戦略と日本企業の課題

  2. 資生堂、「女性研究者サイエンスグラント」の第16回受賞者決定

  3. 米バイオテクノロジー企業アミリス、CEO退任と世界的な人員削除を発表

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP