シーズHD、2018年7月期1Qの当期純利益は24.6%増

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2017.12.11

編集部

株式会社シーズ・ホールディングス(東京都渋谷区)は11日、2018年7月期第1四半期の売上高が前年同期比14.1%増の107億6700万円、当期純利益が同24.6%増の15億8300万円となったと発表した。百貨店などの対面型店舗販売で『スーパーホワイト377』などのスペシャルケア商品などが大きく伸長した。

セグメント別の業績を見ると、ドクターシーラボ事業の売上高は前年同期比15.2%増の100億9700万円。これを販路別に見ると、通信販売が同1.8%増の50億5100万円、卸売販売が同67.3%増の31億8900万円、対面販売が同11.0%増の10億4600万円、海外事業その他が同15.6%減の8億900万円となった。

通信販売については、公式通販だけでなく、Amazonの販路展開も新たに開始することで、顧客掘り起こしに成功した。また、DMなどの広告販促活動により、再購入者も取り込むことができた。通信販売におけるEコマースシェアは50.8%となっている。

卸売販売は、中華圏の顧客に人気の『スーパー毛穴ローション』のインバウンド効果により、予想を大幅に上回る売上高となった。また『VC100シリーズ』の販促活動を推進することで、20代後半~30代前半の顧客層を獲得。さらに、卸専売の『エストリフト』を新発売し、30代女性に訴求してきた。

対面販売については、インバウンド需要拡大が売上増に貢献したほか、お手入れ会の実施や、来店客へのプレゼント贈呈、商品の試用、カウンセリングの提供など各種施策を展開してきた。

一方、エステサロン事業の売上高については、前年同期比0.1%増の6億7000万円。既存店では首都圏および大阪を中心に契約数が伸長した。また、新たにシーズ・ラボ専用プリペイドカードを導入することで、リピート来店率の上昇と物品販売の売上構成比の増加を図った。さらに、アンチエイジングに対応した新型機器の導入により、既存顧客層と異なる年代の顧客層を開拓してきた。

11月に買収を発表した『脱毛ラボ』などで知られる株式会社セドナエンタープライズ(東京都港区)については、12月1日より連結対象となった。同社の買収により、グループ全体で若年層からシニア層まであらゆる年代の消費者に訴求できる事業基盤を獲得。美容脱毛卒業後も、エステはシーズ・ラボ、化粧品はドクターシーラボへ継続する優良顧客化を図る。今後は、化粧品開発ノウハウを脱毛ラボへ提供し、現在2%程度の脱毛ラボの物販比率を早期に10%まで高め、将来的には50%まで高めることを目指す。

2018年7月期通期の業績見通しについては、売上高を前回予想の460億円から526億円に、当期純利益を同61億5000万円から70億6000万円にそれぞれ上方修正した。セドナエンタープライズの業績が連結対象となることに加えて、卸売販売、対面型店舗販売、海外売上が好調に推移していることを理由に挙げている。

参考リンク
株式会社シーズ・ホールディングス

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