P&G、米トライアンのペルツ氏が取締役就任へ
2017.12.19
編集部
米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)はこのほど、米トライアン・ファンド・マネジメントCEOのネルソン・ペルツ氏が2018年3月1日付で取締役に就任すると発表した。同氏の就任をめぐっては、10月の株主総会では実現していなかった。
ペルツ氏は取締役就任について、「CEOのデビッド・テイラー氏をはじめ他の取締役と緊密に連携して、株主のためにP&Gの市場シェアを拡大し、さらなる企業価値向上を図っていく」とコメントした。
10月の総会で投票された11名の取締役のうち、アーネスト・ゼディロ氏とペルツ氏が僅差であったため、独立選挙監視機関IVSが再集計を実施。その結果、ペルツ氏が僅差でゼディロ氏を上回った。
そこで、P&G側はペルツ氏と取締役の席をめぐって議論を重ねてきた。その議論にはR&Dの削減や、会社の解散、本社のシンシナティからの移転などを含んでいるが、いずれも実践しないことでペルツ氏と合意したとしている。
- 参考リンク
- P&G