アジュバン、「毛髪診断コンソーシアム」に参画
2017.12.27
編集部
株式会社アジュバンコスメジャパン(兵庫県神戸市)は27日、国立研究開発法人理化学研究所、株式会社オーガンテクノロジーズ、ヤフー株式会社、株式会社アデランスなど18社の企業群によって設立した「毛髪診断コンソーシアム」に参画したと発表した。
同コンソーシアムでは、毛髪を対象として、毛髪の形態変化の測定によるヘアケアや、毛髪組成の解析による健康指標、さらには疾患を早期に検出するようなマーカー物質を特定するため、個人の健康や習慣などの情報と毛髪の解析データをもとにビッグデータを構築する。
さらに毛髪の根元からの位置を任意に選択することにより、健康指標の変動や疾患の発症前後のデータを的確に取得すると共に、その改善に向けた取り組みにより、個々人の状態変化の検証を可能とする。これにより毛髪を用いた健康指標の活用により、科学的エビデンスに基づく健康の維持や未病につながるOne-to-One Solutionを提供することを目指す。
アジュバンコスメジャパンは、同コンソーシアムにおいて、非侵襲型診断システム確立のための研究開発のほか、幹事法人や参画法人と連携したデータ構築のための解析も担当する。
同コンソーシアムでは、まず2年かけて、個人の健康情報と科学的なエビデンスに基づき、健康指標や疾患マーカーの探索、並びにビッグデータを構築。これらの研究開発により得られたデータを活用して個々人の健康に関わる課題を解決するためのOne-to-One Solutionを提供できる製品やサービスの開発を進め、新たなウェルネス全般に関わるビジネスモデルの社会実装を目指す。
さらに、これらのデータをもとに、健康維持、未病化、医療に関わるデータセットを構築し、現在の健康診断に加え、日本発の新たな非侵襲型診断システムとして世界標準となることを目指し、日本再興戦略としての高付加価値型産業の開発を推進していく。
- 参考リンク
- 株式会社アジュバンコスメジャパン