美容経営コースなど設けた金沢の専門職大、文科省が設置申請を受理

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2018.01.17

編集部

学校教育法の一部改正(2019年4月1日施行)にともない、実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関である「専門職大学」開学を目指している学校法人国際ビジネス学院(理事長・大聖寺谷敏氏)はこのほど、文部科学省に大学設置の認可申請を行った結果、設置申請が受理されたと発表した。

順調にいけば今年8月頃に認可、2019年4月から開学する予定だ。

今回、設置申請が受理されたのは、職業経営学部職業経営学科(食経営コース、美容経営コース)を設けた金沢専門職大学白山キャンパス(石川県白山市)で、食経営コース40名、美容経営コース40名の1学年80名定員となる。

食と美容の分野の即戦力の中核人材を養成するため、現場で必要となる技術や資格だけでなく、幹部候補となるための経営力を身につける教育に力を入れる。そのためカリキュラム構成は、組織を動かす「マネジメント教育」や学内に設置予定の店舗や協力企業で実習する「実践教育」に重点を置き、一店舗の技術スタッフにとどまらず、現場の技術も併せ持ったエリアマネジャーや経営全体を統括できる人材を育てていく。

学長にはイオンバイク株式会社前社長でイオンリテール株式会社副社長を務めた岡内祐一郎氏、副学長には七尾市出身パティシエの辻口博啓氏とヘアプロデューサーの野沢道生氏が就任する予定だ。

専門職大学は 2019年度から設置される新区分の高等教育機関。大学の制度に新たな教育機関が追加されるのは、1964年の「短期大学」の創設以来55年ぶり。専門職大学の特徴は、“職業実践教育”に特化しているという点で、卒業単位の3~4割程度以上が実習等の科目になるほか、専任教員の4割以上を実務家が担うなど、従来の大学以上に職業と直結した実践的なカリキュラム構成となる。また卒業時には、大学で与えられる学位と同等の「学士(専門職)」が与えられる。

参考リンク
学校法人国際ビジネス学院

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