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睡眠不足で高脂肪の甘い食品を食べたくなる

味覚や食品の嗜好に影響を与える因子を探索する研究とその結果が2月12日、「Appetite」オンラインに掲載された。米国コーネル大学食品科学部、英国リーズ大学心理学部の研究者らによるこの論文の詳細は「Appetite」2018年6月号掲載が予定されている。

味覚は、周囲の環境、心理的または自身の生理的状態の影響を受ける。今回の研究では、味覚や食物の嗜好に影響を与える因子の中でも「睡眠」に焦点を当てた調査を実施した。57人の健康な学生参加者にリーズ食品嗜好アンケートおよび食事アンケートに回答してもらった。また、各人の睡眠記録を入手し、プロトタイプの味覚(甘辛苦酸など)および実際の食品を用いた味覚テストを行った。

睡眠不足と判断されたグループでは、うまみおよび酸味が欲されていた。また、高脂肪で甘い食品への潜在的な欲求も確認された。甘くておいしいものへの欲求は、実際の食べ物の対する味覚に関連している。本研究から、摂食行動は少なくとも部分的に、味覚の変化の原因となっている睡眠不足の影響を受け得ることが考えられる。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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