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モスキートシーズンから身を守るための心得

米国疾病対策予防センター(CDC)の研究では、アメリカでダニや蚊によるジカウイルスやライム病のような病気の発症例が2004年より350%以上増加していると最近、報告された。米SCジョンソン昆虫科学研究所は、適切な虫よけ剤を選択して使用法に従うことは最重要課題とした上で、蚊から身を守るための心得を紹介した。3つのポイントは次の通り。

心得1:適切な虫よけ剤の選択
虫よけ剤には、ローションやエアロゾルスプレーなど多種なタイプがあり、DEET(ディート)やピカリジン(KBR 3023、イカリジン、サルチジンなど)などの有効成分が一般的に含まれている。両方の有効成分は蚊を駆除する効果があるがダニを撃退してダニ刺されを防ぐためには、20%以上のディートまたはピカリジンを含む昆虫忌避剤を使用することを CDC は推奨している。製品ラベルを慎重に読んで、有効な昆虫を特定することをは重要。 製品中に含まれる活性成分が多いほど、持続時間は長くなる。長期間外出することを含む活動には、より高い濃度が必要だが、わずかな時間だけ外に出るような活動には、より低い濃度が適する。有効時間など虫よけ剤を塗布する前に製品ラベルを読んで常に製造元の指示に従う。

心得2: 露出した肌や衣服にのみに塗布
定期的に防虫剤を使用することに加えて、それを正しく適用することが重要。 忌避剤は、蚊やダニが噛むのを防ぐため、露出した皮膚や衣服にのみ使用する。 例えば、エアロゾルスプレーを使用する場合、缶を最初に振って、露出した肌や衣服から15〜20センチメートル離したところからスプレーを塗布する。衣類の下やレーヨン、スパンデックス、アセテートなどの合成繊維に直接塗布しないように要注意。

心得3:顔に虫よけ剤をつける際の注意
顔に虫よけ剤を使用するときは、まず手にかけてから、顔や首に散布する。塗布した手で目、唇、耳に触れない。塗布後は石鹸で手をよく洗って虫よけ剤を洗い流す。切り傷、創傷または炎症を起こした皮膚には絶対にスプレーしない。

追加:子供に虫よけ剤を塗布する時の注意
児童の使用可能な年齢に関する情報について製品のラベルを確認し、適用および使用の指示に従う。最初に成人の手にスプレーやクリームを塗ってから、子供に塗布する。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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