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米タルト、消費者の要望に応じてファンデーションの色揃え拡大戦略へ

米化粧品tarte cosmetics(タルト)は、同社の主力ブランドの色揃えを大幅に拡大すると5月30日、発表した。『Amazonian』ブランドで展開しているクレイファンデーションを25色から40色に、『creaseless concealer』ブランドで展開しているコンシーラーを14色から30色に増やした。

アメリカで暮らす多民族、多文化の顧客の要望とフィードバックに対応して肌色を重視するマーケティング戦略を打ち出した。同社は、マットファンデーション、保湿効果のあるファンデーション、日焼け止め防止のファンデーションなどにも色の追加を年内に予定している。

タルトは2014年、日本の化粧品大手の株式会社コーセーにより買収された。日本では現在も未発売。コーセーはタルトと協働で『アウェイク』という新ブランドを日本市場で2018年にリリースするなど、国際ブランドとの事業展開を始動している。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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