世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

週1回の揚げ物で死亡率13%増加も

揚げ物の摂取と全死因死亡、心血管死亡、がん死亡との関連を評価した論文が123日、「BMJ」オンラインに掲載された。

米国の40の臨床センターで実施された「Women’s Health Initiative」(女性健康イニシアチブ研究)に、199398年に参加した5079歳の閉経後女性106996人を対象に、2017年まで追跡調査を行った。

その結果、揚げ物を全く食べない人と比較した、揚げ物を食べる人の多変量調整ハザード比は全死因死亡率で1.08、心血管死亡率で1.08だった。フライドチキンを1週間1食分以上食べる人のハザード比は、全原因死亡率で1.13、心血管死亡率で1.12だった。魚貝類の揚げ物の場合のハザード比は、全死因死亡率で1.07、心血管死亡率で1.13だった揚げ物の摂取とがんによる死亡率には関連性はなかった。研究者らは「特にチキンや魚介類の揚げ物の頻繁な摂取は、米国の女性における全死因死亡および心血管死亡の増加と関連する」と述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP