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若年期の肥満発症と中年期の身体的機能低下が関連

出生時体重および生涯肥満と、中年期の身体的機能との関連を調査した結果が620日、「International Journal of Epidemiology」オンラインに掲載された。

体重増加や肥満が加齢とともに起こる身体的機能低下に影響しているかどうかの長期的なエビデンスは不足している。そこで今回、英国の出生コホートを用いて、出生時体重と体格指数(BMI)、および特定の時期での体重増加と肥満発症が50歳時点での身体的機能低下と関連しているかを調査した。対象は1958年出生コホート(8674人)で、7111633および45歳時点のBMI2350歳時点の自己申告によるBMIを収集した。身体的機能低下は50歳時点でShort-form 36 surveyを用いて評価した。BMIと身体的機能とを健康および社会的要因で調整したロジスティック回帰で関連性を調べた。

その結果、出生時体重は身体的機能低下と関連していなかった。肥満、BMIの増加、および早期の肥満発症は成人期中期の貧弱な身体的機能と関連していたため、肥満発症の予防および遅延の重要性が示唆された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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