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BMIが正常でも中心性肥満には注意

正常体重の中心性肥満は死亡率とどう関係するのかを調査した結果が724日、JAMA Network Open」オンラインに掲載された。肥満の予防と制御に関する現在の公衆衛生ガイドラインは、正常なボディマス指数(BMI)を目標にしており、正常体重の中心性肥満と長期的な健康転帰との関連に関する研究は多くはない。

今回の調査は米国のthe Womens Health Initiative study(女性の健康イニチアチブ研究)に登録された156624人の閉経後女性を対象に、脂肪が腹部や胸部などの体躯につき、手足は細くなるという中心性肥満がBMIや胴囲・腰囲比などのその他の身体計測と比べて死亡リスクとどう関連しているかを調査した。

研究者らは、BMIを目安としている現在の肥満対策には、BMIが正常である閉経後女性の中心性肥満の予防と制御を将来の公衆衛生ガイドラインに含めることの必要性があると結論した。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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