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韓国の美容製品市場は2026年には218億ドル規模に

米市場調査会社 Allied Market Research(アライドマーケットリサーチ)は、6日、韓国の美容製品市場は堅調に成長するという予測を発表した。

有料レポート「K-beauty Products Market by Product Type (Sheet Masks, Cleansers, Moisturizers, Makeup and Others), End User (Male and Female), and Distribution Channel (Online Retail, Supermarket/Hypermarket and Specialty/Monobrand Stores): Global Opportunity Analysis and Industry Forecast, 2019–2026」によると、 世界のKビューティ市場は2018年に93億ドルを生み出し、2019年〜2026年までの予測期間を通じて11.3%の年平均成長率(CAGR)で拡大して、2026年には218億ドルに達する見通しだ。

製品セグメントの分析として、シートマスクの躍進を評価した。韓国美容製品の2018年グローバル総市場シェアのほぼ4分の1をシートマスクが保持した。予測期間中においても指導的地位を維持する見通し。製品セグメントで最高の成長率を予測しているのは、クレンジングセグメント。広範なR&D活動とクレンジングの高い保湿能力が消費者から求められ、予測期間中に11.8%のCAGRで成長すると予想している。

地域に基づいて市場規模を分析すると、アジア太平洋地域は2018年の世界の韓国美容製品販売の3分の2以上を占めた。予測期間中も首位の座は保たれると予測。北米市場は、2018年の収益で2番目の地位を占め、ヨーロッパ市場が続いた。予測期間中に最も市場が拡大すると予測されているのはヨーロッパ市場で、多様化したポートフォリオと地域の消費者の要求に応える製品開発が加速されるため2019年〜2026年までヨーロッパ市場は12.6%のCAGRを予想している。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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