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米でギフトボックスの新しいオンラインビジネス開始

米テキサス州でCPRボックス社は新しいコンセプトでギフトボックスのオンライン販売ビジネスを立ち上げると3月24日、発表した。

アメリカでは最近、試供品を取り扱ったビジネスが多様化しているが、
CPRボックス社は特別なイベントに合わせたテーマで試供品サービスに参入する。結婚式の引き出物ボックス、出産を控えたママへのボックス、卒業おめでとうボックス、デートナイト・ボックス、働く女性へのボックスなど10種類のテーマで商品化を進めており、4月30日からサービスをスタートする予定。

ボックス一箱の販売価格は35ドル。他社は10ドルから20ドルでの価格設定で毎月試供品ボックスを郵送するビジネスモデルに対して、同社はボックス一箱の内容を充実させてイベント企画する。毎月の契約料システムは採用しない計画としている。利用客は新しい製品を試すことができ、最新のトレンドに触れることができる。ブランド生産者はテーマに合わせたボックス設定から、ブランドのターゲット層に近づくことができ新製品の潜在マーケットの開拓になるというビジネス戦略。

CPRボックス社は、利用者がボックスを購入する際、同社のメンバーシップに加入すると誕生日に無料の“誕生日ボックス”を進呈するなど顧客へのサービス向上で差別化を狙うとみられる。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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