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生理用ナプキンに添加されるアレルギー性香料の調査

生理用ナプキンなどの吸収性衛生製品(absorbent hygiene productsAHP)に添加される香料を調査した結果が117日、「Contact Dermatitis」オンラインに掲載された。

化粧品、消臭芳香剤から工業製品まで、アレルギー性香料は幅広い製品に使用されているが、すべての業界で同じように規制されているわけではない。欧州では、AHPは一般的な製品安全指令でのみ規制されているため、化粧品や玩具以外では比較的自由に使用できる。

今回の調査では、市販の4つのタンポン、3つのパンティーライナー、3つの生理用ナプキンから感作性芳香剤添加の有無を確認することとした。10種の香料について評価を行ったところ、対象の製品から8つのアレルゲン香料が特定され、5つの製品には10μg/gを超えるアレルゲンが1つ以上含まれていた。研究者らは、これらのアレルゲンの存在は、規制がないため、消費者に伝えられることはない。化粧品や玩具業界では厳しい規制があるため、特に露出された部分に使用するAHPでは、アレルゲンの存在を明らかにする必要があるとしている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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