世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

肥満患者で膵臓がんや閉経後乳がん発症率高い

過体重と肥満患者のがんリスクを40年にわたって観察した結果が17日、「Journal of Internal Medicine」オンラインに掲載された。

40年間(1977-2016)の全国的なデンマークのコホート研究から、一般のデンマーク人と比較した過体重と肥満の患者の全体的およびがんの種類によるがん発生率を調査した。がん発生の評価には年齢および性別で標準化された発生率(SIR)を使用した。

観察された40年間に過体重または肥満と診断された人は313321人。うち2706人でがんの発症を確認し、SIR1.12だった。2型糖尿病やアルコール依存症などの併存疾患により、過体重および肥満患者のがんSIRの上昇が観察された。膵臓がん(SIR1.38)、閉経後乳がん(SIR1.14)血液がん(SIR1.24)、神経がん(SIR1.19)のSIRの上昇が見られた。対照的に、免疫関連がん(SIR1.01)、悪性黒色腫(SIR0.88)、閉経後乳がん以外のホルモン関連がん(SIR 0.88)のリスクは少なかった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP