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カロリー制限食との併用で胃のボツリヌス注射に減量効果確認

カロリー制限高タンパク質食と組み合わせた胃へのA型ボツリヌス毒素注射の減量効果を試験した結果が418日、「Obesity Surgery」オンラインに掲載された。

肥満の治療のための胃へのA型ボツリヌス毒素注射(IG-BTxA)の効果を評価する多くの研究が発表されている。しかし、この注射とカロリー制限高タンパク質食との併用効果を評価した試験は行われていない。今回は、肥満患者87人を対象に、IG-BTxAアプリケーションとカロリー制限高タンパク質食と組み合わせた減量効果を評価する試験を実施した。対象者を、IG-BTxAのみのグループ1IG-BTxAとカロリー制限高タンパク食を組み合わせたグループ2、カロリー制限高タンパク食のみのグループ3に無作為化し、減量、治療適応(視覚的アナログスケールスコア)、併存症の状態と変化、および摂食行動の変化(摂食行動の自己規制スコア)を評価した。

その結果、体重減少、治療適応、および肯定的な行動変化の評価は、グループ2で有意に高かった。さらに、投薬条件の減少で評価した糖尿病と高血圧の改善もグループ2で良好だった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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