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パーソナルケア製品による接触性皮膚炎は増加傾向

北米接触皮膚炎研究グループ(NACDG)による1996-2016年のデータ分析の結果が10月8日、「Journal of the American Academy of Dermatology」オンラインに掲載された。

パーソナルケア製品はアレルギー性皮膚炎(ACD)および刺激性接触性皮膚炎(ICD)の原因となっている。PCPはこれまで女性向け製品が多かったが、男性向け製品の販売が増えているため、今回の分析では皮膚炎の性差についても検討した。

データから、男性1万6233人中4680人、女性3万2222人中1万2730人が刺激性接触性皮膚炎またはパッチテスト陽性が確認された。男女ともにPCP関連皮膚炎の割合はここ10年で2.7倍超と有意に増加していた。女性に比べ男性では高齢患者の割合、体幹や四肢の皮膚炎発生率が高かった。また、男性では原因として石けんが多かったのに対し、女性ではヘアケア製品が多かった。男女ともによくみられたアレルゲンは、メチルイソチアゾリノン、フレグランスミックスI、ペルーバルサム、クオタニウム-15、パラフェニレンジアミンだった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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