医療ベースの減量介入は60歳以上の高齢者でも可能であるという研究結果が11月20日、University of Warwickからニュースリリースされた。研究の詳細は「Clinical Endocrinology」オンラインに掲載されている。
2005-16年に医学的に肥満と診断された242人のデータを対象に、大学病院（University Hospitals Coventry and Warwickshire：UHCW）でのライフスタイル介入による減量プログラムの効果を検討した。主要なアウトカム指標は、実施されたライフスタイル介入後の体重減少率（％WL）と肥満度指数の低下率（％rBMI）とした。データは紹介時の患者の年齢に従って２グループに層別化された：グループ１（60歳未満、167人）およびグループ２（60歳以上、75人）。体重減少をグループ間で比較し、紹介時の年齢と減量の成果との相関関係を調査した。
その結果、ライフスタイル介入後、グループ１と２の間の体重減少率は6.9％と7.3％、肥満度指数は8.1％と7.8％で、紹介時の患者年齢と体重減少率に有意な相関関係はなかった。
