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減量手術後の運動プログラムで骨の健康改善

減量手術後の運動介入プログラムが骨の健康に与える効果を検討した結果が12月9日、「The Journal of Bone and Mineral Research」オンラインに掲載された。

胃バイパス術またはスリーブ状胃切除術を受けた84人の患者を対象に、運動トレーニングプログラムが術後の骨の健康に影響するかを検討した。
その結果、術後12か月で、運動介入グループは対照の標準ケアグループより腰椎骨密度が高かった。股関節、大腿骨頸部、橈骨遠位1/3の骨密度の中では、対照グループに比べて運動介入グループで改善したのは橈骨遠位1/3の骨密度のみだった。骨の生化学マーカーまたは骨の強度指数に有意な運動の影響は観察されなかった。

また、運動介入グループは標準ケアグループと比べて除脂肪量がより多く、高強度の運動回数がより多かった。これらの結果から、肥満手術後の患者では骨の健康を改善するために運動プログラムは有効な戦略であることが示唆された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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