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顔へのボトックス注射で同時にうつ症状も緩和

美顔効果のためにボトックス注射を行った患者のうつ症状緩和効果を検討した結果が2月10日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

美しさは、落ち着き、自信、そしてより良い生活への希望と密接に関連している。そのため、外見の改善や修正で、うつ病の予防と改善が可能ではないかと期待されている。今回の研究では、美容目的で顔面にボツリヌス注射を受けた121人を対象に、注射前と注射後1か月のうつ病の状態をベックうつ病調査票II(BDI)で調査した。

その結果、ベースラインうつ病の平均スコアは、期間中に18.9±4.8から10.6±2.9に低下した。多変数線形回帰モデリングで、うつ病スコアを改善する主な決定要因には、若い年齢、高等教育レベル、ボツリヌス毒素使用の経験があげられた。研究者らは、ボツリヌス注射は顔の美容整形とともに患者の気分改善効果が期待できると述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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