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肝斑専用美容液の効果パイロット試験で確認

成人の肝斑患者に対するホワイトニング美容液の効果を検討したパイロット試験の結果が6月4日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

肝斑を有する12人の健康な白人女性 (Fitzpatrick皮膚タイプII~IV)を対象に、12週間の非盲検治験責任医師主導の前向きパイロット臨床試験を実施。ナイアシンアミド、ヒドロキシフェノキシプロピオン酸、グリチルリチン酸二カリウム、グリコール酸、4-n-ブチルレゾルシノール含有のホワイトニング美容液、および肝斑治療用のシミ防止SPF50+日焼け止めを1日2回塗布した。ベースライン時と治療の 4、8、12週目に、臨床評価と共焦点反射顕微鏡による有効性の評価を行った。

その結果、肝斑のすべてのエンドポイントは有意な改善を示した。1人が試験を中止した。ベースライン時と治療の 4、8、12週目の評価で刺激や不快感の兆候は見られなかった。肝斑の全体的な改善は、臨床および共焦点反射顕微鏡の両方で観察された。研究者らはこの良好な結果について、より大きなサンプルサイズの無作為化試験で確認する必要があると述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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