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ニキビへの新しい非薬物療法が有効性示す

ニキビへの新しい非薬物療法を検討した研究結果が5月21日、「Frontiers in medicine」オンラインに掲載された。

現在の尋常性ざ瘡(ニキビ)への治療は効果が不十分、もしくは多くの副作用があるとされている。今回の研究では、アロエベラゲルとその吸収を高めるための超音波およびソフトマスクを併用した非薬物療法の有効性を検討した。試験では軽度から重度の顔面ニキビのある20~35歳の患者64人(男性32人、女性32人)を登録し、非薬物療法グループとプラセボ投与の対照グループに分けて比較した。有効性を示す丘疹および膿疱の数と色素沈着過剰病変の面積はsmart mirror intelligent face systemを用いて評価した。

その結果、非薬物療法グループでは丘疹の数と色素沈着過剰病変の面積が大幅に減少し、皮膚の荒れと局所血液循環が改善された。対照グループでは、試験期間の2か月間で明らかな改善は見られなかった。研究者らは「この新しい治療法は、軽度の副作用と抗菌薬耐性の低い局所治療を求める患者にとって適切な方法である可能性がある」と述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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