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ニキビ治療のタザロテン治療の特徴

ニキビ治療のタザロテン0.045%ローションの使用感をまとめた調査結果が8月30日、「Journal of Dermatological Treatment」オンラインに掲載された。

ニキビ治療に推奨されているレチノイドの使用は刺激または皮膚炎によって制限される場合がある。今回の研究では局所レチノイドである低用量タザロテン0.045%ポリマーエマルジョンローションの第1相、第2相、および第3相試験の皮膚感作性、安全性、耐容性、および参加者満足度データを検討した。

研究では18歳以上の健康な被験者を対象とした2件の第1相単盲検ビヒクル対照試験、中等度から重度で12歳以上のニキビ患者を対象とした1件の第2相試験(NCT02938494)、および中等度から重度で9歳以上のニキビ患者を対象とした2件の第3相試験(NCT03168334、NCT03168321)のデータを分析した。対象者はタザロテン0.045%ローションまたはビヒクルの投与を受けた計2029人だった。第1相試験では、タザロテンは刺激性/接触性皮膚炎の可能性が低く、感作を誘発しなかった。すべての試験において、タザロテンローションは忍容性が高く、安全性プロファイルが良好だった。さらに、タザロテンローションは色素沈着過剰と紅斑の重症度を軽減し、被験者は以前受けたニキビ治療よりもタザロテンを好むことが示された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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