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ベニバナ種子油が腹部肥満や高血圧を改善

ベニバナ(Carthamus tinctorius L.)種子油のメタボリックシンドローム患者への効果を検討した無作為化試験の結果が9月4日、「Journal of ethnopharmacology」オンラインに掲載された。

今回の無作為化二重盲検プラセボ対照臨床試験では、メタボリック症候群を有する67人の患者に8グラムのベニバナ種子油またはプラセボを12週間毎日投与した。すべての患者は食事と運動を試験前と変更しないように指示された。結果は、メタボリック症候群の危険因子に対するベニバナ種子油の影響とした。

その結果、ベニバナ種子油はプラセボと比較して、ウエスト周囲、収縮期血圧、拡張期血圧、空腹時血圧、およびインスリン抵抗性の有意な低下をもたらしましたが、アディポネクチンレベルの上昇をもたらした。両グループで、レプチンレベルとボディマス指数(BMI)の直接的な関係が明らかとなった。さらに、BMIの増加は、両グループでアディポネクチンレベルの有意ではない減少をもたらした。さらに、脂質プロファイル、レプチン血清レベル、血清クレアチニン濃度、およびその他の結果にはグループ間に有意差は観察されなかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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