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にきび患者のスキンケア製品使用調査

尋常性ざ瘡患者のスキンケア製品使用率および美容処置実施率を調査した結果が9月14日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

スキンケア製品と美容処置は、尋常性ざ瘡(にきび)薬物療法の補助または補完として使用されている。今回の調査では、1755人のニキビ患者を対象に、スキンケア製品と美容処置の使用に関する調査を実施。使用の傾向を検討した。

その結果、患者の66.7%がスキンケア製品を使用し、26.7%が美容処置を受けていた。スキンケア製品の使用は、女性(女性:74.5%、男性:57.7%)、年齢が高い(使用者の平均年齢:22±7.6歳、非使用者の平均年齢:21.2±5.7歳)、カーディフにきび障害指数(CADI)スコアが高い(使用者のスコア:7±3.7、非使用者のスコア:6.9±4.3)、米国食品医薬品局(FDA)重症度スコア2および3(スコア1の使用者:58.1%; スコア2の使用者:72.4%、スコア3の使用者:73%、スコア4の使用者:67%)、長期疾患(使用者:57±43か月、非使用者:47.7±42.3か月)、顔面疾患(顔面ににきびあり:70.2%、なし:51.4%)、所得レベルが高い(使用者:73.5%、非使用者:26.5%)、大学院または大学院の学位取得(学部まで%62.8%、大学院以上76.8%)、喫煙者(喫煙者:32.5%、非喫煙者)、および家族内ににきびのある人がいる(いる場合:29.8%、いない場合:24.2%)で高かった。スキンケア製品で使用が多かったものはクレンザー(85.2%)で、一般的には使用手順としてスキンケア治療(71%)を受けていた。製品や使用法は主にインターネットから取得し、33.3%は医師以外に処置を受けていた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

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