仏化粧品大手ロレアルは、20日、米グーグルの親会社アルファベット傘下のライフサイエンス会社ベリリーと美容に特化した研究開発において提携すると発表した。今回のパートナーシップは２項目を主要に推進する戦略で、肌と髪の老化メカニズムをよりよく理解して特徴づけ、ロレアルの美容技術戦略と製品開発を強化する。
第一に、皮膚の健康に関する長期的な生物学的、臨床的、環境的見解を確立するための研究開発を2社協力して行う。ロレアルの肌に関する深い科学的知識とベリリーの包括的な臨床科学機能を組み合わせて、エクスポソーム、肌の老化、肌の深い生物学を解読していく。
第二に、ベリリーのR＆Dチームとロレアルのアクティブコスメティックス部門の研究チームが提携して、皮膚科やスキンケア向けに新しいサービスの基盤を形成できるセンサーやAIアルゴリズムなどの新技術および遠隔診断ソリューションの開発を推進する。
ロレアルグループの最高経営責任者ニコラ・イエロニムス氏は、今回の提携について、次のように述べている。「私たちはテクノロジーと科学を通じて肌の健康の新時代をリードし、世界中のすべての人に人生の各段階で肌のための最も包括的でパーソナライズされたプログラムを提供していきたいと考えています。」
