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ほうれい線治療のヒアルロン酸2種の長期安全性を確認

ほうれい線治療のヒアルロン酸皮膚充填剤の長期安全性の評価を実施した2つの多施設前向き観察コホート研究が3月31日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

ほうれい線への治療でYVOIRE® classic(503人)またはYVOIRE® volume(503人)の注射を受けた被験者の追跡調査を実施。主要評価は、しわの重症度評価尺度(WSRS)の変化として定義される完全な生分解を示した被験者の割合とし、治療後104週間追跡した。

その結果、完全な生分解は、YVOIRE® classicグループの93.5%、およびYVOIRE® volumeグループの98.5%で、そのほとんどが52週間以内に観察された。治療に関連する有害事象(主に軽度の局所注射部位反応)は、治療後52週間以内に、YVOIRE® classicおよびYVOIRE® volumeのレシピエントのそれぞれ68.2%および75.0%で発生した。YVOIRE® volumeの注射後12~18か月の間に、被験者の0.6%が治療関連の局所注射部位反応を示した。YVOIRE®classicの注射後12~24か月で、治療に関連する局所注射部位反応は発生しなかった。YVOIRE® classicおよびYVOIRE® volumeは、ほうれい線治療に安全に使用でき、完全な臨床生分解は注射から12か月以内に発生する傾向があることがわかった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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