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減量プログラム成功で腰痛緩和の可能性

腰痛に対する減量プログラムの有効性を検討した結果が5月23日、「BMC musculoskeletal disorders」オンラインに掲載された。

腰痛は肥満や太りすぎに関連しているが、腰痛患者に焦点を当てた減量プログラムを評価した系統的レビューは見られない。今回の系統的レビューでは、腰痛を軽減したり、腰痛患者の生活の質を向上させるといった減量プログラムの有効性を行った。1件の無作為化比較試験、2件の非無作為化介入研究、8件の単群研究(うち7件は減量手術を評価)の計11件の研究(被験者総数689人)を対象に評価を実施した。

その結果、ライフスタイル介入を受けたグループはwaitlistグループよりも腰痛改善に優れるという質の低いエビデンスと、減量手術後に腰痛が改善したという単群研究の非常に質の低いエビデンスがあった。対象としたほとんどの研究は、主に選択バイアス、交絡因子、および盲検化の欠如が原因で質が低く、エビデンスの質が制限されていた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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